仕様と制限

ユーザープロパティとは自動収集とデータの紐づき方

calendar_today person ha-kato_ga4

GA4のユーザープロパティとは、年齢・性別・言語・国・会員ランクなど、ユーザーに紐づく属性情報のことです。 オーディエンス(ユーザーリスト)やセグメントの条件として活用でき、ユーザー属性に基づいた分析や広告ターゲティングが可能になります。

GA4には実装不要で自動収集されるユーザープロパティと、独自に設定できるカスタムユーザープロパティがあります。本記事ではユーザープロパティの概要、自動収集される項目、データの紐づき方を解説します。


ユーザープロパティとは

ユーザープロパティとは、年齢・性別・言語・国・会員ランクなど、ユーザーに紐づく情報です。

ユーザープロパティは以下の用途に活用できます。

  • オーディエンス(ユーザーリスト)の条件として使用: 特定のプロパティ値を持つユーザーをリスト化し、広告のターゲティングに活用できる
  • セグメントの条件として使用: プロパティの値によってユーザーをグループ化し、データを比較・分析できる

自動で収集されるユーザープロパティ

GA4では実装不要で自動的に収集されるユーザープロパティがあります。代表的なものとして以下が挙げられます。

  • 言語
  • ブラウザ
  • オペレーティングシステム(OS)
  • デバイスのカテゴリ(モバイル / デスクトップ / タブレット)
  • 国・地域

自動収集されるユーザープロパティの全一覧は、公式ヘルプ「[GA4]ユーザープロパティ」を参照してください。

ユーザー属性(年齢・性別)について

自動収集されるユーザープロパティの中で、ユーザー属性(年齢・性別)やインタレストカテゴリは、Googleシグナルを有効にしている場合にのみ収集されます。

アプリの場合の注意事項: アプリでは広告識別子(iOSアプリ:IDFA、Androidアプリ:AdID)を収集する必要があります。広告識別子を収集できていれば、Googleシグナルを有効にしていなくてもユーザー属性・インタレストカテゴリが収集されます。


カスタムユーザープロパティの設定

自動収集以外のユーザープロパティは、独自に設定して収集することができます。たとえば「会員ランク」「ログイン状態」「プランの種類」など、サービス固有のユーザー属性を収集する際に活用します。

収集できるカスタムユーザープロパティの上限:

プラン上限数
無料版25個/プロパティあたり
有料版(GA360)100個/プロパティあたり

注意: 無料版では26件目以降のユーザープロパティは処理されません(公式ヘルプ「[GA4]設定の制限」より)。


データの紐づき方

ユーザープロパティはユーザースコープのデータです。

値が計測されたイベント以降に計測されたすべてのイベントに紐づきます。 ただし、同一セッション中であっても、値が計測される前のイベントには紐づきません。

例: ユーザーがページAを閲覧後にログインし、ページBを閲覧した場合

  • ページAの閲覧時点では「ログイン済み」のプロパティは付与されない
  • ログイン後のページBの閲覧から「ログイン済み」のプロパティが紐づく

まとめ

項目内容
用途オーディエンス・セグメントの条件として使用
自動収集言語・ブラウザ・デバイス・国など(要Googleシグナル:年齢・性別)
カスタム設定無料版:25個、有料版:100個まで
データの紐づき値が計測されたイベント以降のすべてのイベントに紐づく

ユーザープロパティを活用することで、ユーザー属性に基づいた詳細な分析が可能になります。収集したい属性情報を整理したうえで、必要なプロパティを設計しましょう。


公式ヘルプ

person
加藤 隼太
一般社団法人ウェブ解析士協会認定 上級ウェブ解析士

GA4の実装・分析・レポーティングを専門とする。企業のデジタルマーケティング支援に携わりながら、 GoogleアナリティクスのナレッジをGA4 Research Labで発信。 また最近ではAIを活用したマーケティングの支援もしている。

arrow_back 一覧に戻る